【お知らせ】中日新聞「中日BIZナビ」に社が掲載されました

· お知らせ

高齢者見守りのためのGPS内蔵インソール「みまもり イル!」を展開する株式会社イル(本社:愛知県一宮市、代表取締役:山本 裕晃、以下「当社」)は、中日新聞の運営するWEBメディア「中日BIZナビ」に当社のインソール情報が掲載されたことをお知らせいたします。

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■高齢者みまもりGPSインソール「みまもり イル!」とは

「みまもり イル!」は高齢者見守り用のインソール型デバイスです。インソールの中に、GPSや角速度センサーが格納されていることで、持ち忘れのない見守りを行うことができます。

利用者は普段履いている靴のインソール(中敷き)を入れ替えるだけで本デバイスを使用することができ、位置情報の確認から移動開始時や転倒検知時などの通知を受け取ることができます。

<持ち忘れ・忌避など従来のGPSデバイスでの課題を解決>

「みまもり イル!」の大きな特徴はインソールという形状にあります。現在市場に出回っている主なGPS端末にはスマートフォン・スマートウォッチ・持ち歩き型GPSトラッカーなどがメインですが、どれも認知症の症状により「持ち忘れる」「違和感を感じて忌避される」など、いざというときに機能しない課題がありました。

「みまもり イル!」は利用者がなるべく意識せず使用できるコンセプトのため、「持ち忘れ」や「外見による忌避」などが発生せず、GPSを持ち歩いてもらえなかった課題の解決に寄与します。

<センサー搭載で利用者の転倒も検知(※)>

「みまもり イル!」の中にはインソールの動きを検知するIMU(6軸センサー)も搭載されています。そのため、利用者の方が「転倒の動き」をした際には介護者に危険アラートが通知されます。GPSの位置情報をもとにすぐに利用者のもとに駆けつけることができます。

(※)転倒検知機能はアプリケーションのアップデートにより2025年中に搭載予定

<在宅介護利用・施設利用の双方に対応>

「みまもり イル!」では、実際にご利用いただくユーザー(高齢者や認知症の方)と介護・見守りをするオーナー(介護者、ご家族)で分けており、デバイスごとにオーナーとユーザーを紐づけることができるようになっています。

そのため例えば在宅介護の現場でご家族複数人がオーナーとなって位置を見ることもでき、施設がオーナーとなって複数の施設利用者の位置情報を管理することもできます。

■超高齢化社会の抱える課題と「みまもり イル!」

日本は超高齢社会を迎え、認知症高齢者の増加が大きな課題となっています。2025年には認知症を有する高齢者が約700万人、65歳以上の5人に1人に達する見込みとされ、認知症による徘徊も深刻化しています。警察庁の統計によれば、2023年に行方不明届が出された認知症の方は全国で1万9,039人にのぼり、これは統計開始以来11年連続で過去最多という危機的な状況です。見守りが追いつかず痛ましい事故や命に関わるケースも発生しており、技術の力で安全網を構築する必要性が高まっています。

こうした社会状況の中、「みまもり イル!」はテクノロジーによる新しい見守りの形を提示します。本製品を活用することで、認知症や高齢の方が必要以上に外出を制限されることなく自立した生活を送れるよう支援し、家族・介護者も離れていても適切に見守れる環境が実現します。当社は「誰がいつどこに出かけても、安心して帰ってこられる社会」を目指し、足元から人々の安心・安全を支える製品開発に取り組んでいます。